人間のエゴイズム

こんにちは。僕は今回面白いお話を持ってきたんだ。え、いつもそう言ってつまらない話ばかりじゃないかって?ごめんなさいって、でも今回は本当に自信がある。だって、君、もし正義のヒーローが目の前に現れて、世界の約70億人のうち一人だけ犠牲になってくれれば滅びゆくこの地球を救ってあげようと言われたら君はどうする?ははは、途端に難しい顔をしだしたね。その顔がこれから話す僕のお話が面白いということのなによりの証拠さ。そう、本当に突然のことだったんだ…。 続きを読む

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ゴッホの生まれ変わり

俺はナルシストが嫌いだ。なんで奴らは自分のことをイケメンだと言えるのか。東洋人であることをコンプレックスに思っているかのごとく髪を明るくし、男も女も元の顔がわからないくらい化粧をする。洋服だっていつも祭り気分なのか、ペカペカとうるさく日光を反射させて、たくさんつけたアクセサリーをジャリジャリと安い音を立てて街を練り歩く。年中飲み会へ行って言語とも何ともつかぬ言葉を叫び、カラオケで小指を立てながら音を外して歌ったり、カフェやランチで大して美味しくないものを写真でとってインターネットにあげる。実に単純でなおかつ文明的でない彼らの行動は本当に目障りだ。奴らは一体何がしたいのか。一つ言えることは俺がナルシストに生まれなくてよかったということだ。 続きを読む

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俺のイラ立ちワールド

俺は世界を二つ持っている。なんて言ったらみんな鼻で笑うだろうが、本当に二つ持っているんだ。ん?人間が生きている世界は今自分が存在しているこの現実だけしかありえないって?本当にそうだって言い切れるのかよ。だって、この世界ほど朧げで確証のないものはないだろう。例えば夢を現実と間違えることはあるし、妄想をして現実逃避する奴はいるし、なにより君は死んだらどこへ行くんだい?それこそ、死後は無になるとかいってしまえばおしまいだが要は例え話さ。人間は何かしらいくつか世界を持っているってわけ。それが俺の場合は二つあるんだよ。 続きを読む

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寡黙少年の一生

最初から話すのが苦手なわけではなかった。幼い頃は思ったことを何でも話していた。話すのが僕の生きがいだったと思う。母親は僕の話を何でも聞いてくれていた。今日あった楽しかったこと、辛かったこと、些細なこと本当に何でも。しかし、その母親は僕が学校に通い始めてからすぐに病気で死んでしまった。 続きを読む

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裏切りもののサンタクロース

浮気ってめっちゃ楽しいよな。何が楽しいって隠れて女と逢瀬を重ねるスリルを味わいつつ、俺を信じきっているこのバカ女の顔を観察することだ。どいつもこいつも俺を簡単に信じやがって。そんでこの俺の笑顔が自分にだけ向けられたものと勘違いしやがって。浮気相手に至っては、俺の女を遊びだと思ってブスだのアホだの悪口を言っている。俺にとっちゃあどっちの女もある意味では本気だし、ある意味では遊びだ。まぁ、こいつの前じゃお前しかいないとかあいつが鬱陶しいとかなんとか言ってるけどな。 続きを読む

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恋愛マニュアル本

あー、彼女が欲しい。うん、欲しくなったな、なんか。こう、時間の空いた時間にちょっと話しかけられるような女が欲しい。それは決して友達ではなく、全く気の使わなくていい女だ。俺という人間は、一度決めたことがあれば、それを達成するまでどうにも落ち着かない性分だから、もうこうなってしまえば彼女を何が何でも作らなければならない。 続きを読む

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笑顔恐怖症の女

君の笑顔が怖いんだ。

去年の秋、私はそう言われて彼氏と別れた。私はあいつのことが本当に好きだった。いや、今でも好きだ。だけれど、あんなことを言われてしまってはもう付き合えない。だって、私はあの日からもう笑えなくなってしまったからだ。

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恋愛機構

人の価値観の形はいろいろあるものだ。人にはあるべき姿があるだろうと決めつけてかかる君たちは是非僕の話を聞いていただきたい。これは少し前のことだった。

僕はひょんなことから一つの小さい村に迷い込んでしまった。僕は本気で疲れていたからその村の宿に泊めてもらおうと思ったのだ。しかし、その村はなにかとても奇妙なのだ…。殺風景と形容するのが妥当であろうか。灰色の四角い家ばかりが妙にきちんと区画整理されて建造されているし、何より気味が悪いのは村人の様子である。 続きを読む

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俺のいい男理想論

俺のロマンティズムは、恋愛の中にある。学校帰りの電車の中で、女の腰に手を回した男が彼女の耳元で、我々が耳をすませれば聞こえるくらいの甘い声で好きだよと囁いているところを見ると、気付かないふりをしながらも横目でちらりちらりと見てしまう。俺は一見ニヒルで女には興味がなさそうに見える風体をしているが、本当は彼女が欲しくてたまらないのである。恋い焦がれてたまらない。いちゃいちゃしたい。夜景の綺麗な場所へ連れて行って、この景色は全部君にあげるよ…とか言いたい。

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自己愛

自分を愛せないような人は、他人を愛すことはできない。みなさんの中にはこの言葉にとても共感できる、或いは感銘を受ける人、またはそんなことはないと受け入れられない人どちらも同じくらいいらっしゃるのではないかと思う。

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